2026.07.10
【2026.7.3】小児科 辻徹郎先生「食物アレルギーについて」
・食物アレルギーとは
本来なら無害な食物の成分に敏感さを持ち、皮膚や
呼吸器などに症状が出てしまう病気で20年前に比べ
約2.5倍と増加傾向にあります。
・食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関係
以前は食物アレルギーがある人が皮膚の炎症を起こすようになると考えられていましたが、
近年は皮膚疾患があるところに、食物の成分が取り込まれ食物アレルギーになるというメカニズムが分かってきました。
・原因となる食べ物
卵、乳製品、小麦が3大原因とされてきましたが、近年ナッツ類が2番目に多くなっています。
これは健康食ブームでナッツ類の消費が増えたためと思われますが、
卵や乳製品などと比べて症状の出現が遅く(3歳以降)治りにくいです。
卵や乳製品は0歳台から出現するものの年齢と共に減り、小学校に上がる頃には治ることが多いです。
・予防法は?
まずはスキンケアをしっかりすること。
そして以前は、原因になりそうなものは食べるのを遅らせるようにしていましたが、
近年は離乳食早期から食べさせるという指導に変わっています。
・アナフィラキシーについて
食物アレルギーの症状が全身に激しく出る状態で酷くなると呼吸困難や血圧も下がり命に関わるので要注意。
治療は、症状が出た時に注射薬を使用します。
ただ、ご自身で使うことに抵抗を持たれることが多いのが難点でした。
今年2月には点鼻薬も販売開始されました。
どんな食物にアレルギーを持っているのか、どんな症状が出るのか、
ご自身及び保護者の方が知っておくことが大切ですね!
治りにくい場合など、個々に合った専門的な治療をされていますのでご相談ください。
辻先生のリクエスト曲
・Holyanna/TOTO
