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2023.06.21

【わかりやすい天気と防災】顕著な大雨に関する気象情報について

【わかりやすい天気と防災】
6月21日13時30分〜
広島地方気象台 藤野継夫さんと一緒に番組をお届けしました。

中国地方は5月29日に、平年より早く梅雨入りしたとみられ、その後は曇りや雨の日が多くなっています。一昨年秋から続いていたラニーニャ現象は終息し、エルニーニョ現象が発生する可能性が高い予想ですが、ラニーニャ現象の影響が残っているため、暖かい空気に覆われやすく、夏は高温傾向の予想です。梅雨明け後の真夏だけでなく、暑さに慣れていない梅雨の時期の晴れ間では、厳しい暑さに警戒が必要です。

そして大雨をもたらす線状降水帯は積乱雲が次々と発生し、数時間にわたって同じ場所で非常に激しい雨を降らせます。
気象庁では、令和3年6月から線状降水帯が発生して大雨による災害発生の危険度が急激に高まっていることをいち早くお知らせする「顕著な大雨に関する気象情報について」を発表しています。
また、令和5年5月25 日からは、これまでより最大で 30 分程度前倒しして発表しています。
この情報が発表された場合は、自治体からの避難情報や、気象台が発表する防災気象情報、気象庁HPでキキクル等を確認して、崖や川の近くなど危険な場所にいる場合は安全な場所に移動するなどの避難行動をお願いします。

雨の季節はまだまだ続きます。
今後の雨の降り方や気象情報には充分気をつけてお過ごしくださいね。