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2022.02.16

【天気と防災】立春と季節予報について

【わかりやすい天気と防災】
2月16日(水)13時30分〜
気象予報士の永田健太郎さんと一緒にお届けしました。

立春は2022/2/4(金)~2/18(金)
「二十四節気」の1番目の節気。
「春が立つ=春の兆しが見え始める時期」という意味、暦の上で春。
雨水は2022/2/19(土)〜3/4(金)
「二十四節気」の2番目の節気。
「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味。

(今日は何の日→天気図の日)
 ドイツ人のクニッピング(E.Knipping)の尽力により、明治16年2月16日から毎日1回午前6時の気象電報を全国から収集できるようになり、当日に東京気象台で初めて天気図が作製(試行)されました。同年3月1日からは毎日の天気図の印刷配布が始まったそうです。

<クイズ>
 低気圧とは何hPa以下を言う?
①1,000hPa以下
②990hPa以下
③なし

答え;③なし
(気象予報士試験にもわりと出ます)

<ラニーニャ現象について>
・現在ラニーニャ現象が続いていると見られる
・今後冬の終わりまではラニーニャ現象が続く可能性が高い(80%)
・春の間にラニーニャ現象が終息し、平常の状態になる可能性が高い(80%)

ラニーニャ現象時の状態
 太平洋赤道域の中部から東部で、海面気温が平常時より低くなる。
⇒東風が強まり、太平洋熱帯域西部(インドネシア近海)に暖水が溜まりやすい。
⇒その付近では積乱雲群がより発達しやすく対流活動が活発化しやすい。
⇒その結果、冬はシベリア高気圧(夏は太平洋高気圧)が強められる。
⇒“夏はもっと暑く”、“冬はもっと寒く”なりやすい。

ラニーニャ現象が続いている今、寒い冬はもう少し続きそうです。

パーソナリティ 吉田