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2021.09.15

【天気と防災】8月の長雨と大雨について

【わかりやすい天気と防災】
明日9月15日13時30分〜
8月の長雨、大雨について、気象予報士の永田健太郎さんとともにお話しをさせていただきます。

811日から19日にかけて、前線が九州付近に停滞、前線に向かって太平洋高気圧の周辺から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に猛烈な雨が降るなど、西日本から東日本にかけての広い範囲で雨が降り続き、“梅雨末期の大雨”のような状態となり各地で災害が発生しました。特に、佐賀、長崎、福岡、広島などで降水量が非常に多くなりました。

 

大雨が予想された時は、段階に応じて防災気象情報が発表されます。大雨警報・洪水警報発表時は警戒レベル3(災害の恐れあり)であり、この時点で高齢者や障がい者、子ども等の避難が大事。さらに上の警戒レベル4(災害の恐れ高い)になると対象地域全員の避難が必要となってくる。避難というのは必ず避難場所に行くことではなく、“難を避ける”行動をとるということ。普段から身近にいる人たちと“イザ”となったらどうするのかを話し合っておくことが大切なお、警戒レベル5の大雨特別警報だがこれを待ってはいけません。すでに手遅れになっている可能性が高く、直ちに身の安全を守る行動をすることになるが(斜面と反対側の二階への避難など)、特別警報が出る前に避難しなくてはなりません!

 

【特異日について】

6月28日​ 雨の特異日 

(東京都では50%以上の確率で雨が降る)

 

7月17日​ 雨の特異日

(石原裕次郎の命日にあたるため、「裕次郎雨」の名称でも呼ばれる)

 

8月18日 猛暑の特異日

 

9月12日​ 雨の特異日

 

9月17日​ 台風襲来の特異日

1945917日に枕崎台風が鹿児島県枕崎付近に上陸、九州を縦断後、広島の西を北東に進みました。広島県だけで死者・行方不明者が2000人を超える犠牲者を出しました

 

9月26日​ 台風襲来の特異日

9月26日頃に襲来したのは1954年の洞爺丸台風1959年の伊勢湾台風。洞爺丸台風では死者行方不明者が1000人以上、伊勢湾台風では死者・行方不明者が5000人以上で戦後の台風被害で最悪となりました。

 

パーソナリティ 吉田